- 2024.1.11
- リペア
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- ガラス磨き
ガラスウロコ・水垢の除去
宮崎市にお住いのI様から、トヨタ プリウスαのガラスウロコ・水垢除去のご依頼をいただきました。今回は、10月に「車内クリーニング(脱臭含む)とボディ磨き」をしたお車の追加施工となります。
現状
前回、ボディの磨きによって外装がきれいになったため、余計にガチガチのウロコ・水垢の付着が目立ってしまうこととなり、当日のお引き渡しの際にお客様も気になるご様子でした。実は、当然ながら私も気になりましたので、事前に油膜とりに用いる市販の「キイロビン ゴールド」で、薄くなることを期待して作業しています。ところが、市販の油膜とりで対応できるレベルではなく、ガラス専用のコンパウンドとポリッシャー掛けが必要である旨をお客様にご説明したところです。
その後
別件の技術研修を受けるために名古屋方面に出張した際、偶然にもケミカルの力で簡易にウロコが除去できる製品を紹介していただきました。
トップの画像は、特にウロコが目立つガラスで施工前後が比較できるよう作業したものです。お預かりしたお車のウロコ除去に十分な効果があることが検証できたため、サイド・リアガラスに続けて施工しました。面白いようにウロコが除去でき、クリアなガラスがよみがえって抜群の効果があります。これまでは、時間と労力(ポリッシャー掛け)よって大変な作業を伴っていましたが、まさに「目から鱗」です。製造元の開発担当者が「ケミカルの力を利用してください。」とはこのことだったのかと腑に落ちました。
フロントガラスへの施工
続いてフロントガラスです。サイド・リアのガラスは、簡単に作業できましたが、フロントガラスにはさらに強固なウロコ・水垢が付着します。一方でガラス質が繊細であるため、溶液を専用のものへ変更します。
1度目の施工では完全に除去できません。スポンジ面を粗目に変更し、2度目、3度目の施工でようやく除去できました。施工後の写真を撮りますが、今度は「ウロコ雲」がじゃまをしてきれいにとれませんでした。(笑)
今回、お客様が気になっていたガラスのウロコ・水垢を簡単に除去することができました。お客様もクリアになったガラスを見て大変喜ばれています。
作業をする側からしますと、正しい施工方法には注意が必要ですが、時間・労力を軽減できる画期的な出来事であり、ケミカルの力にただただ感心するばかりです。これまでは、お客様からのご要望に応じてサービスを提供していましたが、時間・労力を軽減できる分を作業料金に反映し、適切な料金でご提案できるものと考えられます。
ガラスのウロコ・水垢は、特に雨が降る夜間運転の視界確保に影響があります。頑固なウロコを一度きれいに除去しますと、その後は市販の製品でも対応できると思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。この度のご用命誠にありがとうございました。