気になるにおいの脱臭と洗車

宮崎市にお住いのＮ様から、スズキ ジムニーの脱臭と洗車のご依頼をいただきました。今回のご要望は車内の気になるにおいの「脱臭」と外装（スキマ）の洗車です。

脱臭について

お客様から車内のにおいが気になるとのコメントです。特段不快には感じられませんが、においの感じ方には個人差がありますし、特に女性の方はにおいに敏感な方がいらっしゃるように感じます。

当社では、原因や場所がある程度特定されている場合は、「アルカリ電解水」を直接噴霧する車内クリーニングを施工し、車内を洗浄・除菌・消臭します。一方、原因や場所が特定されず、なんとなく臭うなどの場合は、「オゾン脱臭装置※」を用いて、車内全体を除菌・消臭します。例えば、中古自動車を購入した場合などは、リフレッシュした気持ちよい空間で運転できるよう、両方を施工する場合もあります。お客様のお車は、新車で購入されており、原因・場所が特定されず、全体的なにおいがするため、装置を用いて脱臭することを選択しました。

エアコンを全開にして空気を循環させますので、その前に「エアコンフィルター」を交換することが有効です。今回は、フィルターの交換をしていませんが、他車の状況は写真のとおりです。一般的には１年交換が推奨されていますが、通常は車検の際に交換する場合が多いので、ひどく汚れている場合も多く、そのことが原因でエアコンから不快な臭いがするケースもあります。

※「オゾン脱臭装置」とは、オゾン脱臭作用を利用して、空間のにおいを除去するための装置です。オゾンは酸化力が非常に強く、菌やにおいのもととなる物質が近くに存在すると、すぐに酸化させて分解します。空気をきれいにする機器には空気清浄機もありますが、作用機構が異なります。空気清浄機はフィルターや活性炭によって空気中の微粒子やにおいを除去しているため、近くに浮遊しているものにしか効果を発揮しません。一方、オゾン脱臭装置は、においの元から分解するだけでなく、机やドアなど付着している菌やウイルスにも効果を発揮します。（HPより抜粋）

洗車

お客様のお車は、定期的に洗車もされており、きれいな状態だと感じますが、洗車機の洗車等では落ちないスキマの汚れが気になるとのことです。当社では、業務用の高圧洗浄機（ドイツ製）を用い、足回りやスキマの洗浄を行います。また、手洗い洗車ツール（羊毛）を用いて丁寧に作業を進めます。もちろん洗車後は、エアーを使って細部の水分を飛ばし、水垢・ウロコの原因にならないよう気を付けています。

その後

車内の脱臭については、オゾン臭が３～５日程度残留しますので、そのオゾン臭が自然と消えた後にどのくらいにおいを感じるかになります。施工後、２週間が経過した頃にお客様に連絡しましたところ、ほとんどにおいは気にならないとのことでした。私もそのお声を聞いて安心しました。よかったです。

最近、気になる車内のにおい、動物臭、灯油こぼし、嘔吐と様々な脱臭のご依頼があります。季節柄、窓を開けずに運転する場合が多いので、これまで以上ににおいを感じるのかなとも考えられます。においの感じ方は、人それぞれ違いますので、非常に難しい課題でもありますが、今後、参考になるような施工事例をご紹介しながら、お客様のご要望にお応えしていきたいと思います。

車内をクリーニングしますと、ドアを開けた瞬間のきれいさ、清潔感が圧倒的に違い、ココチよく運転ができると思います。この度のご用命誠にありがとうございました。