• 2024.8.12
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ヘッドライトリペアとペイントプロテクションフィルム

宮崎市にお住いのK様から、メルセデスベンツ GLC220dのヘッドライトにペイントプロテクションフィルムを貼ってほしいとのご相談です。愛車に長く乗りたいためヘッドライトのきれいな状態を保ちたいとのことです。

現状と下地づくり

ヘッドライトの状況を確認しますと、黄ばみやくすみはありませんが、ライトの上部にウロコ状の油膜のような汚れが付着しています。ご購入から8年以上経過しますので、劣化が始まりつつあるのかもしれません。

フィルムを貼るため、まずはヘッドライト周りを含め、ホコリ・汚れを丁寧に洗います。次にウロコ状の油膜を取り除くため脱脂してみましたが、付着したままガンコに残るので、専用のコンパウンドを用いてポリッシャーで磨きますとヘッドライト表層のハードコート面はきれいになりました。

ペイントプロテクションフィルム(PPT)について

下地が整いましたので、新たなサービスとして提供を始めた「ペイントプロテクションフィルム(PPT)※」を貼ります。今回は、比較的貼りやすいライトの形状でした。途中経過の写真は、集中していたためうっかりしましたが、きれいに貼れました。お客様にも喜んでいただき、フィルムを貼っているかわからないとのこと、それくらい馴染んでいます。

弊社が用いるPPTは、国産メーカーのものでヘッドライトの黄ばみ・くすみの原因となる紫外線を99.6%カットします。3年~5年程度の耐久性があると公表されていますが、駐車環境によってはそれ以上の耐久性があるらしいので、その点は今後モニタリングしていきたいと思います。

ペイントプロテクションフィルム(PPT)の主な特徴
 ①厚みが150μμ(0.15mm※)あり、擦りキズ・飛び石などをガード
  (※サランラップの約15倍の厚みです。)
 ②紫外線を99.6%カット
 ③防汚性があり、長期間の透明度を維持

生活キズのガード

続きまして、「ドアカップ」「ドアエッジ」「ドアステップ」への施工をご紹介します。これらの箇所は、いつの間にか知らないうちに「生活キズ」が付くパターンです。「ドアカップ」には無数のひっかき傷がありましたので、コンパウンドで手磨きをしてフィルムを貼ります。次に「ドアエッジ」ですが、キズが腐食し、少しサビが出ています。本来であれば、サビ部分をペイントしフィルムを貼るべきですが、今回は応急処置的に施工しています。さらに「ドアステップ」です。施工前の写真はありませんが、革靴等の黒ずみが付着していましたので、それらの汚れを取り除いてフィルムを貼ります。

ヘッドライトと生活キズの部分にフィルムの施工が完了しました。今回のヘッドライトは、汚れ(くすみ)程度だったため、ポリッシャー掛けでそれらを除去できました。欧州車特有のキズ(クラック)が出てくるとハードコートと呼ばれる表層をペーパーで丁寧に削り取る必要がありますので、結構大変な作業が伴います。また、生活キズの部分も、腐食によるサビがありましたが、小さなキズであれば目立たないように取り除いた上で、フィルムを施工します。

欧州車・国産車に限らず、長いスパンでクルマに乗られる方が増えているようです。キズが付いてからの補修(リペア)になりますと、その部分をきれいにするという工程が必要となり、経費がプラスされます。お車購入時、あるいは比較的きれいなうちにガードすることが、これからのスタンダードです。お客様の気になるご要望をうかがいながら、施工内容をご提案できますので、どうぞお気軽にご相談ください。

この度は、弊社へのご用命、また、ペイントプロテクションフィルムのデモ施工にご協力いただき、誠にありがとうございました。

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