- 2024.8.14
- リペア
- プロテクションフィルム
- ヘッドライト
ヘッドライトリペアとペイントプロテクションフィルム
宮崎市の業者様から、ホンダ フリード(ハイブリッド)のヘッドライトリペアとペイントプロテクションフィルムのご依頼です。ボディがきれいなため、ヘッドライトをさらに輝かせて販売したいとのご意向です。
現状と下地づくり
ヘッドライトの状況は写真のとおり全体的に白くくすんでいます。黄ばみまでは劣化していませんので、ヘッドライト表層のハードコート面をサンドペーパーで研磨しなくても透明度が復活すると判断し、専用のコンパウンドを用いてポリッシャー掛けをします。
予想どおり透明度が復活しました。これだけでも十分きれいだと思いますが、この状態に一般的なコーティングをしても、半年くらいするとまた白くくすんできます。それだけ紫外線の影響を受けるのだと考えられます。特にこの暑い夏の紫外線からきれいに磨いたヘッドライトをガードするには、コーティング剤(耐久性6カ月程度)でもなく、クリアを吹き付ける(耐久性1.5年~2年程度)のでもなく、ペイントプロテクションフィルムが最適です。下記に少し補足説明していますが、黄ばみ・くすみの原因となる紫外線を99.6%カットし、3年~5年程度の耐久性があります。飛び石からもガードします。
ペイントプロテクションフィルム(PPT)の施工
下地が整いましたので、新たなサービスとして提供を始めた「ペイントプロテクションフィルム(PPT)※」を貼ります。フィリードのヘッドライトは、角ばっている部分があるため、2枚のフィルムを貼り合わせます。この張り合わせが幾分難しいのですが、初めてのパターンしてはうまく貼れました。今回は、現状→研磨後→フィルム施工後と比較できるよう写真が撮れましたのでご覧ください。
(フィルム貼り後)
と、言っても施工後2枚の比較は、よくわかりませんね。実は、ポリッシャーで磨いたのでくすみは取れたのですが、よく見ると今度は小さな線キズが目立つようになってきました。その影響で輝くほど透明にはなりません。ところが、ところが、ペイントプロテクションフィルムを貼るとその線キズは消えます。「消える」というと誤解がありますが、目立たなくしてくれます。これはフィルムの粘着層がキズの部分を埋めてくれることによって、反射をやわらげるためだと考えられます。ヘッドライトが輝きますと、クルマ全体が引き締まって断然若返ります。太陽の下で見るとさらにキラキラといい感じです。
弊社が用いるPPTは、国産メーカーのものでヘッドライトの黄ばみ・くすみの原因となる紫外線を99.6%カットします。3年~5年程度の耐久性があると公表されていますが、駐車環境によってはそれ以上の耐久性があるらしいので、その点は今後モニタリングしていきたいと思います。
ペイントプロテクションフィルム(PPT)の主な特徴
①厚みが150μμ(0.15mm※)あり、擦りキズ・飛び石などをガード
(※サランラップの約15倍の厚みです。)
②紫外線を99.6%カット
③防汚性があり、長期間の透明度を維持
最近は、長いスパンでクルマに乗られる方が増えているようですが、特にヘッドライトの劣化は、クルマの経年を感じさせる大きな要因になります。劣化してからの補修(リペア)になりますと、その部分をきれいにするという工程が必要となり、場合によってはフィルム代と同等の経費がプラスされます。お車購入時、あるいは比較的きれいなうちにガードすることが、節約でもあり、これからのスタンダードです。お車の状況、今後どれくらいの期間お乗りになるのかなどによって施工方法をご提案できますので、どうぞお気軽にご相談ください。
この度は、弊社へのご用命、また、ペイントプロテクションフィルムのデモ施工にご協力いただき、誠にありがとうございました。